お庭やベランダでスカビオサを育てたことはありますか?
スカビオサは、繊細で美しい花を楽しむことができる素敵な植物ですが、どうしても花が咲かないとお悩みの方もいらっしゃるかもしれませんね。
花のついた苗を買って植え付けたのに次の花が咲かないなんてケースもあると思います。
今回はスカビオサが咲かない原因と、花を咲かせるための重要なポイントをご紹介します。
スカビオサが咲かない原因は?
スカビオサが花を咲かせない原因はさまざまあります。以下のポイントを確認してみてください。
- 過剰な水やり : スカビオサは乾燥を好むので、水やりが過ぎると根が腐る、または溶ける可能性があります。
- 日照不足:スカビオサは日光が必要な植物です。日陰に置かれていると、花が咲かないことがあります。
- 過密植え:スカビオサ同士の間隔が狭いと、根が張り合ってしまい花を咲かせるエネルギーが不足します。
1年草タイプは寄せ植えのようにつめ気味に植え付けてもかまいませんが、多年草タイプは株間を30センチほど空けて植え付けましょう。 - 肥料不足 : スカビオサは案外と肥料を好む植物です。必要な量を適切に与えましょう
花を咲かせるための水やりと肥料の注意点
育てている苗を大切にするあまり、水やりが過剰になってしまい植物が枯れてしまうことはよくあります。
美しいスカビオサを楽しむためには、適切な水やりと肥料の管理が大切です。
それぞれについてポイントを確認してみましょう。
梅雨や長雨にあてない
土が乾いてから水を与える
根元に直接水を注ぐ
(葉に水をかけると病気の原因になることがあるため)
スカビオサは乾燥を好むので、土の表面が乾いてから水を与えましょう。
地植えの場合、鉢植えよりも乾燥に耐えるので土が乾いたら水やりしてください。
夏の日中など水やりをして高温になる場合、朝か夕方に水やりをしましょう。
水やりをすることで土中の温度を下げることができるので、どちらか1回の場合は夕方の方がより望ましいです。
鉢植えの方が、雨や強い日差し・寒波から避難させられるので、スカビオサにとっての悪条件を回避できる可能性が高まります。
地植えでどうしても夏頃枯れてしまう、なんて方は鉢植えで管理してみるのも方法です。
一方で、鉢をベランダやコンクリートに直置きすると土の温度が上がりすぎてしまうことがあります。
鉢の下に空間ができるような台を使ったり、すのこや土の上に置くようにするなど土中の温度上昇を少なくする工夫をしてみてください。
肥料は、春と秋の成長期に購入時のラベルの指示に従ってきちんとあげる
春と秋は成長期、栄養を与えることで花のつぼみがたくさん育ちます。
スカビオサはもともと乾燥を好む山野草寄りの花なので、肥料はさほど必要なさそうなイメージがあるかもしれません。
ですが実際は、原種に近いもの以外は花がたくさんつくよう品種改良された園芸品種です。
植え付け時に元肥を入れる、その後追肥する、定期的に液肥をあげる、などを怠って肥料少なめにしていることが花付きが悪い原因かもしれません。
また、基本的なことですが花が咲いた後の花がらつみも重要です。
タネがつくことで株が消耗するのを防ぎ、その後の花付きをよくさせます。
スカビオサが咲かない原因は?花を咲かせるための水やり・肥料まとめ
スカビオサは日本において一般的に春から秋にかけて花を楽しむことができる花です。花期は地域や気候によって異なりますが、一般的には以下のようになります。
春から夏にかけて:スカビオサは春から夏にかけて花を咲かせることが多く、美しい色と形の花を楽しむことができます。特に5月から7月が花盛りとなります。
秋:涼しくなり始める秋にもスカビオサは花を楽しませてくれます。9月から10月頃にかけても、綺麗な花を見ることができます。
スカビオサは寒さに弱いため、寒冷地では冬季には花が見られなくなり地上部が枯れたようになることがありますが、多年草タイプは温暖な地域では冬を越して春にも再び花を楽しむことができます。
スカビオサの花期を把握し、その時期に合わせて適切な管理をすることで、長い間美しい花を楽しむことができます。
適切な水やりと肥料の管理に加えて、花期に合わせて剪定や手入れを行うことが大切です。お庭やベランダでスカビオサを育てる楽しみを存分に味わってくださいね。
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